医学英語講習会

2020年12月19日(土)日本老年看護学会 国際交流委員会企画のセミナーの講師をしました。

はじめての英文抄録の作り方 ~まずは日本語抄録から考える~
http://www.rounenkango.com/news/2020international.html

250wordsという英文は、国際学会の演題登録の抄録として一般的な長さですが、実は本学会誌の英文抄録も250wordsです。この英文をどのようなステップを踏んで書けばよいのか基礎から説明するセミナーを企画いたしました。特に、今回は英文抄録を作るもとになる、日本語の下書きから考える演習も行います。

英語の文法・構文がわからかなくても、全く書けなくても、英文校正業者や、翻訳業者、翻訳ソフトを活用すれば、苦手な英語で抄録を作ることができます。でも、本当に自分の意図する英語になっているのか不安を抱いたことはありませんか? 今回、そんなツールの適切な活用の仕方もご紹介します。

多くの人が持っている克服至難の英語への苦手意識ですが、英文抄録を書くこと、そして国際学会への演題登録もできるように、ともにスキルアップしていきましょう。

【セミナー構成】
第1部 講義 (参加定員40人) 
講師 西村 多寿子 

第2部 演習(ワークショップ) (参加定員20人)
「英文抄録作成のための日本語抄録の準備と英文抄録作成スキルを学ぶ」
講義担当講師    西村 多寿子 
演習指導担当講師  若林 千鶴子

【若林千鶴子氏の略歴】
日本のメーカーに5年間、エンジニアとして勤務したのち、カンザス州立大学(University
of Kansas)で社会学のマスターを、ルイジアナ州立大学(Louisiana State University)でPhD(社会学)を取得した。在学中はGerontology center等でリサーチアシスタントとして、幾つかのプロジェクトに参加し、卒業後はポストドク研究員として大学やそのほかの研究機関に勤務した。帰国後は、「薬剤使用による有害事象発現の調査」(群馬大学保健学部)、「エコチル調査:化学的、生物学的、社会的環境が子供の健康と成長に及ぼす影響を長期追跡調査」(名古屋市立大学医学部)など疫学関係の調査に携わる。現在は、医療翻訳を勉強中であり、特に、社会的要因による医療格差に興味関心を持っている。

*セミナーの詳細は、日本老年看護学会のホームページをご覧ください。